最近何かとバカッターという人達が問題を起こしていますね。
その後の末路はメシウマ状態で悲惨なようです。
すぐに個人特定され損害賠償額は数千万以上はするようで、バイトしていた学生はブラックリストに登録され、就職活動もできない状態のようです。
バカッターとは自ら迷惑行為をツイッターで晒すこと
このごろ職場で不適切な行為をして、それを動画に撮りツイッターなどで公開をする人が多くいて、問題になっていますよね。そうやって、不適切で馬鹿馬鹿しい行為を動画や画像で記録して自らネットで晒す人のことを「バカッター」というのだそうです。
ただし、本人や友人、知人でなく、通行者など、たまたま居合わせた人が撮影をして投稿をした場合は除き、あくまで撮られたほうが「バカッター」と言うとのこと。
「バカッター」が言われだしたのは2013年頃から。はじめはコンビニで店員がアイスケースに入ったところを写真に撮って、ネットで公開をしたことでした。そこからしばらく、飲食店で撮られた似たような不適切な写真が公開されつづけたこともあり、「バカッター」は2013年の流行語大賞にまで選ばれました。
画像だけでなく動画も簡単に撮れてネットで公開できるようになり、「バカッター」はより悪質になったわけですが、そもそもツイッターが、公に晒されるというものであることを、あまり分かっていないのが原因だと見られています。
「バカッター」にすれば、ツイッターはグループチャットのようなものであり、知人や友人の輪の中でやり取りしているような感覚らしいです。
そういった「馬鹿をやる若者」だけでなく、市長や大学教授、弁護士など地位が高く「先生」と呼ばれるような人が、失言をしたり妄言をしたり幼稚なことを言ったりすることでも「バカッター」と呼ばれるそうです。
頭が良さそうに見えて馬鹿だとばれてしまった人間のことも指すのだと言います。またツイッターとバカッターの別名として、「バカ発見器」とも呼ばれるのだとか。
「バカッター」の出現は日本に限ったことではなく、海外でもハリウッドで女優が問題発言をして、主演映画の制作が中止になったり、映画監督の昔のツイートが問題になって解雇されるなど、バカッター騒ぎによるトラブルが相次いでいるようです。
バカッターは簡単に個人特定される
ニュースなどではバカッターを問題視して苦言を呈したりしていますが、問題はバカッターだけではなく、バカッターの個人情報を特定し拡散する人がいることにもあります。
たしかに、バカッターは企業のイメージや株価を下げるなど、自分が辞めるだけで済まされない損害を与えているものの、拡散する人もそう違わないということです。
まず、バカッターは不適切動画を「ストーリーズ」などで、期限付きで公開している場合があります。が、本来、消えるはずの動画を保存して拡散をし、炎上を消えさせないで、火に油を注ぐように個人情報を特定、さらに拡散させてしまう人がいるのです。不適切動画自体、問題とはいえ、必要以上に煽っている人間がいての、この大騒動というわけですね。
普通、YOUTUBEなどの動画を公開した人間について、個人情報は開示されていません。被害者が訴えるなど、正当な理由があって特定請求しなければだめなのですが、そうしなくても特定はできると言います。
写っている動画から、どこの店舗か、ヒントを得られますし、動画やインスタやツイッター、SNSなどとつながっていれば、そこで公開されている情報とフォロワーなどのヒントによって、個人の特定は可能だそうです。
にしたって、手間がかかることに違いはないので、普通の人なら面倒くさがって、そんなことはしません。が、刑罰が科せられない代わりに自分が罰しようと「私刑」をしようと燃える人がいるようです。
また、世間が注目しているだけあり、個人を特定した情報をのせればサイトのアクセスが殺到する、それで収益を得られる、という下心がある人もいるのだとか。
かといって、「私刑」の立場でのうのうともしていられません。いくらバカッターとはいえ、個人情報の特定拡散はプライバシー権侵害にあたり、名誉棄損になると言います。
それに店舗も特定されることで、会社や店に損害を与えたとして罪にも問われるようです。民事、刑事責任、どちらとも問われる可能性があるらしく、だからバカッターの罪を一方的に責められる立場でもないです。
「そこまでされることを俺はしていない」とバカッターは嘆くと思います。が、こうなる危険があると考えずに、不適切動画を撮ったことは浅はかだったと言えるでしょう。
バカッターで損害賠償金額が数千万円はザラ
バカッターは不適切動画を公開したことで、もちろん辞めさせられますが、それだけでは終わらない場合もあります。稀な事例とはいえ、2013年にはバカッターに対し、1385万円の損害賠償請求をしたことがあるそうです。
裁判を起こしたのは、蕎麦屋の女店主でした。長年蕎麦屋を営んできたものの、だんだんと経営が厳しくなり、女店主の旦那さんが、負債を背負いきれずに自殺をしてしまったとのこと。
それから、なんとか女店主と娘さんで頑張り店を切り盛りしていたところ、不適切な画像が公開されたことで、クレームが殺到し閉店に追い込まれたと言います。ここまでの事情があれば、損害賠償請求をするのも、うなずけるというものです。
裁判の結果、和解をして、主犯は130万円、残りの3人は1人ずつ、20から30万円を支払うことになりました。こういったケースは稀とはいえ、最近ではくら寿司が刑事民事で法的措置の準備に入った、と言われているので、これからは裁判を起こすのも辞さない店が増えてくるかもしれません。
バカッターの代償は、賠償請求すされることだけではありません。蕎麦屋の騒動はもう、5年以上前のこととはいえ、いまだに検索をすると、従業員の学校の名前やモザイクなしの顔の画像がでてくると言います。
わざわざ検索をして調べる一般人は少なくても、就職先などや取引先など、また結婚相手の家族も、過去に問題を起こさなかったか調べる可能性があり、ひっかかってしまうこともあるでしょう。そうして、バカッターの過去は、ずっと自分の将来の足を引っ張ることになるのです。
バカッターのその後の末路は人生終了!メシウマ!
バカッターの代償は、賠償請求されることだけではなく、将来に禍根を残すことになる。そうやって実際に将来に大打撃を食らった人の、恐ろしいエピソードがあります。
高校生だった彼は、体育祭の準備に大忙しで、放課後は友人宅に集まってわいわいやっていたそうです。で、「青春の思い出に」とその様子を撮影をして、ツイッターで公開。
公開時点では友人から「いいね」を押されて「頑張ろう!」とメッセージがきただけだったものの、それから三時間後くらい、寝ていた彼はスマホが震えているので目覚め、画面を見てみると膨大な数のツイッターアプリからの通知が表示されていました。
「退学おめでとう」「死ね」「ばーか」など、ほとんどが知らないユーザーからで、中には友人のメッセージもあって「頼むから早く消してくれ、電話に出ろ」と。
そこで、ようやく彼は事態を把握しました。自分が缶チューハイを傾け、彼女も缶ビールを持っていて、友人は煙草を持っているという、ツイッターで公開した写真が問題になって炎上しているのだと。
慌てて彼はツイートを消して非公開設定にし、プロフも特定されるような情報を書き替えました。が、すでにツイートも写真もプロフィールの情報も拡散していて、「消しても無駄だ」「消したらもっと増えるよ」と逆に煽ってしまったようです。
友人もまた、ツイッターアカウントにはじまり、部活や住所の大体の位置を特定され、彼女に至っては、ひどいコラージュ写真を作られ、拡散されたと言います。
拡散だけでなく、ネットユーザーにより、警察、学校に通報されてしまい、親を含めてひどく怒られたそうです。警察には注意を受けただけで補導はされなかったものを、炎上について対処をしようとする動きを見せなかったようです。
おかげで、炎上は中々おさまることなく、彼は大手自動車メーカーへの学校推薦枠から外され、友人はスポーツ推薦でいくはずだったのが、諦めなければならなくなり、彼女とも別れる羽目に。
今では炎上がおさまって、彼も友人も新たな人生を歩みはじめているものの、当時は「炎上した奴」と陰口を叩かれ、白い目を向けられ、死にたいと思ったそうです。
バカッターだからといって、炎上したら人生終了というわけではないとはいえ、そう思ってしまうほどの精神的ダメージもまた強く受けてしまうようです。
バカッターのまとめ
・不適切で馬鹿馬鹿しい行為を動画や画像で記録して自らネットで晒す人のことを「バカッター」というのだそうです。そういった「馬鹿をやる若者」だけでなく、市長や大学教授、弁護士など地位が高く「先生」と呼ばれるような人が、失言をしたり妄言をしたり幼稚なことを言ったりすることでも「バカッター」と呼ばれるのだと言います。
・ニュースなどではバカッターを問題視して苦言を呈したりしていますが、問題はバカッター1だけではなく、バカッターの個人情報を特定し拡散する人がいることにもあります。期限付きで公開している動画を保存して拡散をし、炎上を消えさせないで、火に油を注ぐように個人情報を特定、さらに拡散させてしまうのだそうです。
・稀な事例とはいえ、2013年にはバカッターに対し、1385万円の損害賠償請求をしたことがあるそうです。裁判の結果、和解をして、主犯は130万円、残りの3人は1人ずつ、20から30万円を支払うことにな最近ではくら寿司が刑事民事で法的措置の準備に入った、と言われているので、これからは裁判を起こすのも辞さない店が増えてくるかもしれません。
・高校生だった彼は、自分が缶チューハイを傾け、彼女も缶ビールを持っていて、友人は煙草を持っているという写真を、ツイッターで公開したことで炎上し、自分と友人彼女についての情報を拡散されました。おかげで、彼は大手自動車メーカーへの学校推薦枠から外され、友人はスポーツ推薦でいくはずだったのが、諦めなければならなくなり、彼女とも別れる羽目になったそうです。
バカッターもそうですが、バカッターを特定して個人情報を拡散する人の多さは、私たちが思っているより多く、常にネタになる獲物を探しているのかもしれません。