人気ドッキリ番組『モニタリング』がやらせをしていた確定的な証拠があったのです。
その証拠とは一般人とされていた男性が実はタレント事務所に所属していたタレントの卵だったのです。
モニタリングがやらせをしていた決定的な証拠暴露!一般男性がタレントだった
バラエティ番組「モニタリング」はドッキリをしかける番組なだけに、やらせ疑惑がつきまとっているそうです。とくに芸能人をターゲットにしているときは「演技じゃないの」と言われるものの、演技か本当かは見極めができないので、結局、はっきりとは分かりませんでした。
が、一般人をターゲットにしたドッキリで、やらせを決定づけるような、あることが判明したと言います。2015年7月の番組の「路線バスに変なルールがあったら」という企画でのこと。「膝の上にも着席OK」の謎のローカルルールがあった!として、一般男性がそのバスに乗る企画でした。
ターゲットになったのは、中々爽やかなイケメンだったのですが、彼は芸能事務所に所属するタレントの卵だったとのこと。
ビックワンウエスト」という芸能事務所の公式サイトには、番組で登場した一般男性の宣材写真が載っていて、「細田悠生」との名前とプロフィールも紹介されていたそうです。やらせ疑惑がでたあたりから、消えてしまいましたが。
番組側が相手をタレントの卵とは知らずに、起用した可能性もあります。とはいえ、事前に確認したり、かるく調べたりしなかったのかな?とも思いますよね。タレントの卵を一般男性として出演させていたことは、やらせの決定的証拠ではないものの、偶然というのにも、無理があるようです。
「KinKi Kidsのブンブブーン」でも武井咲のヤラセがあった
やらせ疑惑は結構あるようで、「モニタリング」の他にも「KinKi Kidsのブンブブーン」という番組で、ゲスト出演した武井咲さんがした企画も、やらせだったと言われています。
武井咲さんは中学から芸能活動をしていたので、アルバイトをしたことがなく、もし今、バイトができるのならレジ係をしたいのだとか。その願いを叶えるのに、番組とイオンが協力してあげ、実際にお店でレジ係をすることになりました。
武井咲さんがイオンのCMに出演していたあたり、「イオン」の名前が出てきただけで、ん?と思うところ。そんな違和感がありつつ、企画自体は、スムーズにいきました。すぐに正体がばれてしまったものの、武井咲さんはきちんとレジを打ち、お客さんとかるく談笑するという、余裕まで見せたそうです。
番組だけ見れば、やらせかどうかは、分からないものの、現場ではあからさまだったと言います。というのも、スタッフが「撮影用のレジなのでご利用になりません」というカンペを持って、立っていたからです。武井咲さんがレジを打っているのを背後に、そのスタッフが立っている写真がばっちりと撮られていました。
また、現場では武井咲さんに気づいて、人だかりができていたし、武井咲さんのいるレジに番組で登場した親子以外近づくことができず、他のレジに長い列ができていたそうです。こういった現場の様子から、親子は仕込みの劇団員で、武井咲さんも台本通りにやっていたのでは?と見られています。
世界の果てまでイッテQでもやらせが発覚
バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ」の宮川大輔さんが世界の祭りに参加する人気企画でやらせがあったと「週刊文春」が報じました。あらせがあったとされるのは「橋祭りinラオス」で自転車で、水上にある細長い板25メートルを、どれだけ早く渡れるか競争する祭りについてでした。
まず、ラオスの祭りが行われた、ラオスの首都ビエンチャンに赴任する日本人の駐在員が疑問の声をあげたようです。「ラオスで橋祭りなんて聞いたことがない」「周囲のラオス人に聞いても誰も知らないという」「大体、この地域で自転車に乗るのは、外国人観光客」と言い、不自然な点が多すぎると指摘をしました。
そこで、記者がラオス国内の観光イベントを管轄する偉い人に取材をしてみると「こうした自転車競技はラオスに存在しない」「日本のテレビが自分で作ったのでは」との証言が。番組の取材申請を許可した担当者も「橋祭りはラオスで初めて行われたもの」と言ったそうです。
対して日本テレビ広報部は「橋祭りはかねてから行われている催し」「地元のテレビ局などでも取り上げている」「今回の企画は現地から提案を受けたもの」「番組側で一から作ったわけではない」と真っ向から否定をしました。
さらに、海外コーディネーションを担当した会社は、やらせだとは認めなくても、「もっと面白くするために、美術会社と一緒に巨大な玉を作った」と話したのだとか。
現地にいる人が「そんな祭りを聞いたことがない」と言っているので、やらせがあった可能性は高いですが、日本テレビが一からやらせをしたのか、海外コーディネーションの会社に騙されたのか、そこらへんは有耶無耶のようです。
「発掘!あるある大事典」では納豆を食べると痩せるという嘘を放送
放送業界では、やらせだけではなく、「嘘」もまかり通っているようです。それを象徴するのが関西テレビが制作してフジテレビ系列で放送されていた「発掘!あるある大辞典」。身近な生活情報の提供をする番組で、とくに、健康や食生活について取り上げられることが多く「○○で痩せる!」のうたい文句が目立っていました。
とはいえ、実際は、なにか食べたからといって、そんなに簡単に痩せるわけではありません。なのに、大袈裟に「痩せる!」と言ったり、根拠になるはずの証言やデーターを都合よく捏造していたそうです。目に余る捏造ぶりに、何度も注意を受けたものの、訂正をすこしするだけで、その後も似たような企画を続けていたと言います。
その一つに「納豆を食べると痩せられる」というのがあって、放送翌日には、納豆が飛ぶように売れる事態に。そうやって社会現象になるのは、今に始まったことではありませんでしたが、このときは証言した教授が「捏造データの裏付けに自分の証言が利用された」と抗議したこともあって、捏造については見過ごされることなく、過去のことも含めてバッシングの嵐に晒されたようです。
この騒動を受けて、番組は打ち切り、関西テレビの社長は辞任。日本民間放送連盟から除名処分を受けたものの、北京オリンピックを機に復帰して、番組も名を変えて、結局似たような内容のものを放送しつづけているそうです。
捏造して痛い目にあっても懲りない放送局がいるのなら、そりゃあ、やらせも横行するというものなのかもしれません。
モニタリングのまとめ
・一般人をターゲットにしたドッキリで、やらせを決定づけるような、あることが判明したと言います。ターゲットになったのは、中々爽やかなイケメンだったのですが、彼は芸能事務所に所属するタレントの卵で、「ビックワンウエスト」という芸能事務所の公式サイトには、番組で登場した一般男性の宣材写真が載っていて、「細田悠生」との名前とプロフィールも紹介されていたそうです。
・「KinKi Kidsのブンブブーン」という番組で、ゲスト出演した武井咲さんがした企画も、やらせだったと言われています。武井咲さんが憧れのバイトだったというレジ係をしたとき、スタッフが「撮影用のレジなのでご利用になりません」というカンペを持って立っていて、その写真がばっちりと撮られたり、現場では武井咲さんに気づいて、人だかりができていたそうです。
・バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ」の宮川大輔さんが世界の祭りに参加する人気企画でやらせがあったと「週刊文春」が報じました。現地にいる人が「そんな祭りを聞いたことがない」と言っているので、やらせがあった可能性は高いですが、日本テレビが一からやらせをしたのか、海外コーディネーションの会社に騙されたのか、そこらへんは有耶無耶のようです。
・放送業界では、やらせだけではなく、「嘘」もまかり通っているようで、それを象徴するのが「発掘!あるある大辞典」。大袈裟に「痩せる!」と言ったり、根拠になるはずの証言やデーターを都合よく捏造して、何度も注意を受け、番組は打ち切り、関西テレビの社長は辞任の事態になっても、名を変えて似たような番組を放送しつづけているといいます。
有名で人気のある番組でも、こうも、やらせ疑惑がつきまとうのなら、はじめから「やらせかも」という心づもりで観たほうがいいのかもしれませんね。